令和6年度宿泊研修会を実施しました
- 2024年10月31日
今回の宿泊研修会は、令和6年10月17日(木)~18日(金)の1泊2日で、総勢58名バス2台に分乗し、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾地熱発電所を訪問しました。
中尾地熱発電株式会社の職員の方から、日本における地熱発電の状況や地熱発電のしくみについての説明を受けました。日本は、アメリカ・インドネシアに次いで世界第3位の地熱資源がありながら、国内稼働中の地熱発電の出力は地熱資源量の2.2%(世界10位)でしかなく、豊富な資源が十分に利用されていない現状です。また、中尾地熱発電所では、地下から噴気する地熱流体を蒸気と熱水に分離し、蒸気は地熱発電に、熱水は「地域の声」を反映して、中尾温泉に供給することにより、地域とともに共存共栄ができる事業運営を行っています。
地球温暖化がもたらしている昨今の異常気象により、各地で豪雨被害がでています。その原因として考えらているのはCO2の排出ですが、地熱発電等のCO2の排出が少ないクリーンなエネルギーが、今後もっと活用される社会づくりについて、考える機会を得ることができました。